みなさんは「苔」と聞くとどんなイメージをもたれますか?
暗い? 地味? そもそも興味がわかない、、、、?
ところが、最近では「苔テラリウム」なるものが若い女性の間で流行していたりと、密かに注目を集めているんです。
今回はそんな「苔」に注目したスポットをご紹介したいと思います。
【西芳寺(さいほうじ)】
「苔」といえば、まずは西芳寺が有名でしょう。
世界遺産「古都京都の文化財」にも登録されているこのお寺。
特に庭園を覆う苔が大変に美しいことから「苔寺」の愛称で親しまれています。
約120種類以上の苔が生息しているというのですから驚きですね。
苔1つ1つの違いに注目して見てみるのも楽しいのではないでしょうか。
拝観詳細:原則開門は1日1回が原則。
7月~9月 10:00よりスタートの午前の部のみ
それ以外の月 13:00よりスタートの午後の分のみ
(8/14と12/31は開門なし。また時間は変更になる可能性あり)
☆こちらのお寺、参拝は事前の予約制となっています。
往復はがきでの応募で、参拝希望日の2ヶ月前、遅くても1週間前必着であることが必要です。参拝申し込み詳細はこちら
詳細:西芳寺 公式HP
【祇王寺(ぎおうじ)】
祇王寺も西芳寺にならぶ「苔」で有名なお寺の1つです。ここは『平家物語』にも登場し、悲恋の尼寺としても有名です。
新緑と苔とで一面が緑となる夏や、赤や黄色の紅葉とのコントラストが美しい秋。
四季を通じて苔の魅力を感じることのできるお寺です。
拝観詳細:9:00~17:00(受付終了16:30) おとな300円
詳細:祇王寺 公式HP
【常寂光寺(じょうじゃっこうじ)】
こちらは紅葉の名所として名高い常寂光寺。嵯峨野を一望できる境内には100を超えるカエデが植えられており、このあたり一帯が紅葉に包まれます。
そしてこのお寺は実は苔でも大変に有名なのです。仁王門からまっすぐ伸びた階段の両脇にも苔。山門の茅葺屋根にも苔。しっとりと落ち着いた境内でゆったり過ごしたいですね。
拝観詳細:9:00~17:00(16:30 受付終了) 500円
詳細:常寂光寺 公式HP
【圓光寺(えんこうじ)】
左京区の一乗寺にある圓光寺。こちらの境内にある「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」。古くから美しいと評判だったこのお庭ですが、長い間一般に公開されておらず、私達が見られるようになったのはなんと平成に入ってからだそうです。
本堂の柱を額縁に見立てて「額縁庭園」として鑑賞するのがおすすめ。写真映えも完璧な美しい風景はまるで絵画のよう。素敵な気分になれること間違いなしです。
拝観詳細:9:00~17:00 おとな 500円
【瑠璃光院(るりこういん)】
瑠璃光院といえば、黒塗りの天板に反射した緑や赤の紅葉が美しい写真。SNSでも話題になっていたので1度は目にされた方も多いはず。
ただ、この写真は瑠璃光院の2階部分から撮影されたもの。
「苔」を楽しむなら1階部分からの撮影がおすすめです。お抹茶(800円)を頼めば窓のそばの特等席に案内して下さいますので是非。静かな雰囲気と美しい苔の緑を眺めれば気分もリラックスできそうです。
☆こちらのお寺は春と秋の特別期間のみ拝観が可能です。
期間等の詳細はこちらからご確認下さい。
【東福寺 本坊庭園(ほんぼうていえん)】
東福寺は言わずとしれた紅葉の名所。秋になると美しい紅葉をひと目見ようと連日長蛇の列ができています。
その境内にある本坊庭園は鎌倉時代の様式を軸としながらもどこかモダンな雰囲気がある、と話題を集めています。
中でも苔に注目するなら「北庭」の市松模様の苔でしょう。
規則的に並べられた苔と敷石のコントラストがとってもおしゃれ!
奥に行くにつれてその規則性が失われ、いつしか敷石が消えてしまうその様は仏様の入滅を意味しているんだとか。おしゃれなだけでなく、ちゃんとした意味を持つ素敵なお庭ですね。
拝観詳細:開門期間は季節によって異なります
・4月~10月 9:00~16:00
・11月~12月第一日曜日まで 8:30~16:00
・12月第一日曜日~3月末 9:00~15:30
料金:通天橋、開山堂 400円
本坊庭園 400円
【京都プラザホテル的おすすめは.....】
いかがでしたでしょう?「苔」のイメージは変わりましたか?
京都プラザホテルからは東福寺へのアクセスが便利です。乗り換えなしで快適にバス移動出来るので、移動に時間を取られることなく、その後の観光もスムーズになるはず。
是非「苔」と京都のお寺の魅力を楽しんで下さいね!