関西「珍しい駅ベスト3」のひとつ『JR保津峡駅』に行ってみませんか
京都観光情報|2012.05.30 UP
今回は、前から気になっておりました『JR保津峡駅』をご案内いたします。
JR保津峡駅へは、JR京都駅から33番ホーム、嵯峨野線(山陰線の京都駅〜園部駅間をこの愛称で呼びます)普通列車(快速は停まりません)で7駅目、約20分です。意外と近いのです。
ここで問題です。JR保津峡駅は一体何が珍しいのでしょうか。
次の写真を見てください。
京都方面から保津峡駅下りホームに到着する普通列車です。
一見、普通の駅に見えます。
これでおわかりですね。ここは鉄橋の上が駅になっているのです。
左方向が先頭車両。通常4両編成で、最後部がちょうどトンネルを出たところあたりに停まります。駅舎、改札口はこの上りホーム最後部すぐ左側にあります。
下り列車で着いたお客様は進行方向最前部から改札口に出られるように、
橋の下をくぐっていく通路があります。
保津峡駅、つまり橋の真下あたりを通って行く「保津川下り」の船。乗船場から終点の嵐山まで約16kmのうち、このあたりが約13km地点のようです。
流れの早くなった少し浅いように見えるところを通らせる、3人の船頭さんの真剣な舵さばきが見ものです。
船そのものは別のものですが、上のアップの船もこのように鉄橋の下の流れが早くなっているところを下っているのを撮ったものです。
二艘の船が下ってくるのをうまくワンショットで撮るためには、根気よく待つ必要があります。
一艘ずつ下ってくるのがほとんどなのです。
「保津川下り」のホームページを参考にすると、前の船が通っているあたりが、
「鵜飼の浜」と呼ばれるあたりではないでしょうか。
清和天皇(850〜880)が病気療養中に鵜飼を楽しまれた場所なのだそうです。
保津峡駅下りホームから嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車が走っているのが見えます。
トロッコ列車は画面右側(亀岡方面)へ後方運転で進んでいます。
実は、ここに「保津川下り」の船が入った3ショットを撮ろうとひたすら我慢しながら待っていたのですが駄目でした。
JR保津峡駅の鉄橋(第二保津川橋梁が正式名称)をくぐり、少しすすんだあたりを下って行く船です。