続・坂本龍馬暗殺現場
京都観光情報|2022.02.17 UP
続・坂本龍馬暗殺現場
本日は、以前2015年5月27日にご紹介いたしました、坂本龍馬暗殺現場につきまして、現在の様子をご紹介いたします。
あれから7年近い歳月が過ぎ、再開発計画も複数あったことから、河原町通り周辺も様変わりいたしました。そんな河原町通の様子も少し交えながら、前回ご紹介した龍馬ゆかりの場所をご案内いたします。
写真は2022年2月の撮影です。
暗殺現場となったのは「近江屋」という醤油屋でした。「近江屋」の跡地は、四条河原町の交差点を北へ約150m上がった西側です。以前ご紹介時は「京とんぼ」という回転寿司店でしたが現在は「かっぱ寿司・京のとんぼ」とかっぱ寿司さんの系列店舗となっております。
また、北隣のお店は取り壊されて、あらたにドン・キホーテなどが入る大きな商業ビルへと生まれ変わりました。この様に今まであった小さな店舗や古いビルを取り壊し、大きな商業ビルやホテルへと建て替える再開発が河原町通周辺のいたる所で行われました。
現場、跡地には石碑と解説の高札が建てられています。こちらは以前と変わりませんが、龍馬の絵は何度か差し替えられ、現在はよく知られた写真と中岡慎太郎とのツーショットとなっていました。
龍馬暗殺現場から河原町通を渡り、東へ約50mの場所、高瀬川沿いにあるのが廃校となった立誠小学校です。龍馬襲撃時にはこの地に土佐藩邸があり、脱出した近江屋の主人が龍馬襲撃の報を土佐藩邸へと知らせたとのことです。
現在、立誠小学校は旧校舎はそのままに、商業施設へと生まれ変わりました。校庭があった場所は人工芝を植えて開放され、またその一部にはホテルが建てられています。高瀬川沿いの木屋町通は、今なお夜の繁華街として有名ですが、お昼に立ち寄れるお店も少しずつ増えています。
龍馬が近江屋へと移る以前、滞在先としていたのが「酢屋」です。建物は当時のまま今も現存しており、その名もズバリな龍馬通(2012年命名)に面しています。場所は近江屋の北東、立誠小学校の北にあたり、双方から徒歩約4分の距離です。
こちらも西隣の建物はリノベーションで飲食店となり、東隣は取り壊されこちらもホテルとなりました。また、写真には写っておりませんが、南向いには京劇ドリームボウルという昭和から続くボーリング場がありましたが、こちらも取り壊されホテルとなっています。
「龍馬ゆかり」のくくりからは少し離れますが、近江屋事件において龍馬とともに暗殺された、中岡慎太郎が滞在していた「菊屋」跡地にも石碑があります。菊屋主人の息子が襲撃後の近江屋に居合わせ、一報を受けて駆けつけた土佐藩士とともに、龍馬や慎太郎を発見したとされます。
場所は河原町通を挟んで「近江屋」の向かい側、南へ約120m下がった場所にあります。
以上、続・坂本龍馬暗殺現場でした。
いまだ龍馬暗殺の黒幕については様々な説が飛び交っておりますが、実行犯は元見廻組隊士からの証言があることから「京都見廻組」でほぼ確定のようです。近江屋事件の前、伏見での寺田屋事件の際に龍馬が見廻組隊士を射殺しており、その罪を問うために襲撃したのが通説となっているようです。
当ホテルから坂本龍馬暗殺現場までは、ホテル最寄りの東寺道バス停より市バス205系統へ乗車頂き、四条河原町で下車して下さい。所要時間は約30分です。
当ホテルからの経路はこちら (Googleマップ へ飛びます)
京都プラザホテル 本館・新館
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